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本格焼酎入門

焼酎の甲類と乙類とはどう違う

酒税法により、焼酎は蒸留機の種類により甲類と乙類に分けられています。甲類とは連続式
蒸留機で蒸留したもの。 乙類は単式蒸留機で蒸留したもの、アルコール分は45度以下の
ものを呼びます。そのアルコール度数を超えるとスピリッツ類か原料用アルコールという別な
酒に分類されます。単式蒸留機は、世界中の伝統的蒸留酒のほとんどで使用されている装置
で、原料の作り出す風味をあますことなく引き出してくれる蒸留機です。単式蒸留機でつくられ
たのが焼酎乙類です。連続式蒸留機は、原理的には単式蒸留機を何十、何百と積み重ねた
ものといえ、ほとんど純粋に近いアルコールを製造するため考案された装置といえるでしよ
う。 繰り返し蒸留することでアルコール度数を高める事ができ、これで得られた純度の高いア
ルコールを水で割ったものが焼酎甲類です。昭和46年の法改正で、甲類をホワイトリカー[1]、
乙類を本格焼酎またはホワイトリカー[2]と表示してもよいことになりましたが乙類はもっぱら本
格焼酎と表示されているので、ホワイトリカーといえば焼酎甲類のことと言えるでしよう。甲類
はややアルコールの匂いを感じさせるソフト型、本格焼酎は原料の風味を特徴とするや
やハード型と言えます。

本格焼酎は、こうしてできる。

麹つくり
焼酎つくりの第一歩は、原料をアルコール発酵させることから始まります。ところが、原料であ
る「いも」「むぎ」「こめ」などは、そのままではアルコール発酵できないため、でんぷん質を糖化
させる作業が必要です。それには、麹菌という糸状菌(カビ)を用います。焼酎では、白麹菌、
黒麹菌、黄麹菌、泡盛では黒麹菌が使われ、それを繁殖させていくことが、第一の工程です。

一次もろみづくり
できあがった麹に、水と焼酎酵母を加えてアルコール発酵させます。酵母とは糖分をアルコー
ルにかえる微生物で、お酒の風味を決定する大切なものになります。発酵は約一週間です。
大量の酵母をふやすことが、一次もろみづくりで一番大切な作業と言えます。

二次もろみづくり
むぎ焼酎の「むぎ」やいも焼酎の「いも」といった原料(これを主原料という)に、水と一次もろみ
を加える工程です。一次もろみで大量に繁殖した酵母によって、原料の糖化とアルコール発酵
が本格的に行われます。約10日〜15日をかけて、発酵が完了します。

蒸留
いままでの工程は日本酒などと同様のものですが、もろみが本格焼酎になるのが、この工程
です。ボイラーや蒸留缶などを使って過熱する方法が一般的です。また蒸留機の内部圧力を
真空ポンプで減圧する減圧式蒸留を行うところもあります。

製品から瓶詰め
蒸留したばかりの焼酎の原酒は、焼酎油という成分により白濁しています。そのため早急にろ
過することが、必要なのです。そうして油が除去された焼酎は、タンクに貯蔵され、熟成されま
す。その後成分分析、官能検査(きき酒)、アルコール分の調整を幾度と繰り返し、最終的に
瓶詰めの工程へと辿りつきます。

常圧蒸留
大気圧下での蒸留であり、現代でも長い歴史を有する蒸留酒の主流はこの方法で多くの微量
成分を含むため濃淳な味となり熟成による酒質の向上がおおきい。

減圧蒸留
昭和48年頃導入された方法で、蒸留機内の気圧を下げ沸点約40度前後で行うために高沸点
成分が著しく少なくソフトタイプで香味軽快な製品が得られます。

連続式蒸留機
発酵したアルコール含有物を連続して供給しフーゼル油やアルデヒド類などの成分を取り除き
純度の高いアルコールが連続的に得られる方法。甲類焼酎はこの製法です。

本格焼酎のいいお話

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